オリ 最速100万人突破!セデーニョが満塁弾でお祝い「最高です」 代役4番が躍動して火曜日10連勝

[ 2023年7月12日 05:02 ]

パ・リーグ   オリックス4-3ロッテ ( 2023年7月11日    京セラD )

<オ・ロ>3回2死満塁、右越えに満塁本塁打を放ったセデーニョ(中央)は生還してニッコリポーズ (撮影・奥 調)
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 気は優しくて力持ち。来日初のグランドスラムで試合を決めたオリックスのセデーニョは、お立ち台で両手を丸めて頬に当て大きなハートをつくる本塁打パフォーマンスを何度も披露した。

 「最高です。今日もまたチームの助けになることができて、ここに立つことができた。続けていきたい」

 実数発表となった05年以降、最速となる主催40試合目での観客動員100万人突破を決めた記念すべき一戦。本拠地のファンにパワーを見せつけたのは3回だった。2死満塁からメルセデスのカーブを捉えた打球は低く飛び出し、そのまま右翼席へ突き刺さる2試合連発の先制3号満塁弾。打席で雄叫びを上げるとホームインの前に踊るようにステップを踏んだ。ベンチ前では9日の西武戦で本拠地1号を放った際に「とっさに出た」という、おちゃめなパフォーマンスで喜びを表現した。

 昨年7月、ダイヤモンドバックス傘下で、15年のデータ解析システム「スタットキャスト」導入以降では最長となる161メートル弾を放った大砲は、育成契約としては破格の推定年俸4000万円で入団。5月19日に支配下選手となり1軍昇格し、一度2軍降格も経験したが、再昇格した今回は離脱中の森に代わって4番を務める。紅林の連続試合安打が18で止まった一戦で、しっかりと結果を残した。

 セデーニョが叩き出した4点を守り切りチームは3連勝。今季最多貯金15として首位を守った。火曜日は1分けを挟んで10連勝。中嶋監督も「(外野手の頭を)越えたとは思ったが、入るとは思わなかった」と頼もしい怪力助っ人を称えた。 (中澤 智晴)

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