抹消の広島・龍馬 球宴辞退なら規定で10試合は出場できず 最短で28日の阪神戦から

[ 2023年7月12日 16:41 ]

<巨・広>6回、左飛に打ち取られた西川(撮影・藤山 由理)
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 広島の西川龍馬外野手(28)が12日、出場選手登録を抹消された。日本野球機構(NPB)が同日、発表した。

 西川は11日巨人戦の6回に左飛に倒れた打席で、右脇腹に違和感を訴え、大事を取って途中交代していた。ここまで打率・327、8本塁打、40打点はいずれもチームトップで、99安打は両リーグトップというチーム4冠の大黒柱だけに、痛い離脱となった。

 この日の試合前練習中に取材対応した新井監督は、右脇腹の肉離れだと説明した。これにより「マイナビオールスターゲーム2023」(第1戦・7月19日・バンテリンドーム、第2戦・20日・マツダスタジアム)は辞退する方向となった。西川は前日、代替選手ながらも8年目で初出場が決まっていただけに、ファンにも残念な結果となった。

 野球協約「第11章第86条(出場選手の自動抹消)」では、球宴に選出されながら出場を辞退した選手は、後半戦開始から10試合は出場選手登録できないルールがある。ただし、西川の場合は「故障により、年度連盟選手権試合の出場登録をオールスター直前の試合で抹消され、オールスター出場を辞退した場合、その抹消期間中の試合数を上記10試合から差し引くものとする」に該当する。

 12日から球宴まで、広島は5試合を予定。そのため球宴後の10試合ではなく、西川の場合は5試合に出場できない。日程が順調に消化されれば、最短で28日の阪神戦(甲子園)以降となる。

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