秦真司氏 ヤクルトを衝撃的に変えた野村克也氏の言葉「野球はアタマのスポーツ」

[ 2023年6月29日 14:32 ]

野村克也さん
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 ヤクルトなどで通算1182試合に出場した秦真司氏(60)がYouTube「プロ野球OBクラブチャンネル」に出演。恩師となった野村克也監督との衝撃的な出会いを振り返った。

 84年に法大からドラフト2位で捕手としてヤクルト入り。当時は配球について指導してくれる人もおらず、「科学的な学習より数を多くこなす時代。考えられない練習量をやった」と振り返った。

 ところがチーム成績は低迷。4度の最下位を含む9年連続Bクラスのチームに監督として就任したのが野村克也氏だった。

 秦氏は「初年度、アリゾナキャンプの1カ月間のミーティングは忘れられない」という。

 野村監督は「プロに入ったのだから体力、精神力はあるものだから夜間練習はいらない」と食事の後は毎日1時間半のミーティングを行った。

 「野球はアタマのスポーツというのが衝撃的だった」

 秦氏は「野村さんは僕らに印象づけるためにそういう言葉を用意しいてと思う」と指摘した。

 ミーティングは新鮮で、捕手として指導者としての礎となった。今でも野村氏の板書を写した9年間で9冊のノートを読み返しているという。

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