鈴木誠也 憧れのトラウトとの対面「緊張して…」 大谷との釣りパフォーマンスは「あいつがやってきた」

[ 2023年6月9日 15:00 ]

<エンゼルス・カブス>試合前、トラウト(左)と対面する鈴木(撮影・会津 智海)
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 カブスの鈴木誠也外野手(28)が8日(日本時間9日)、敵地アナハイムでのエンゼルス戦に「4番・右翼」で先発出場。2012年のドラフトでプロ入りした同学年同士の“同級生”大谷翔平投手(28)の前で7試合ぶりのマルチ安打をマークするなど4打数2安打だった。チームは1―3で敗れて4連敗を喫した。一方、大谷は5試合連続安打するなど4打数1安打だった。試合前には憧れのマイク・トラウトと初対面を果たした。

 ▽試合後、鈴木の一問一答は以下の通り。
 ――3連敗も僅差の試合。
 「現実、負けているんで、次のカードからしっかり勝てればいいかなと思います」

 ――今日は2安打。
 「ヒットというよりは打席の中でいいスイングが数多く今日は出せたのでそこが良かったのかなと思いますけど、その結果、ヒットというのがついてきただけで、そういった打席を今後も増やせればいい結果は出るのかなと思います」

 ――安打は共に狙っていた球だったのか。
 「3打席目のセンター前はカーブが来るなと思っていたので、2打席目のは反応で払えたという感じだったので、いろんなカーブもありますしスライダーも良かったんで、いろんな球をイメージしながら打席には入っていた」

 ――きっかけはあったのか。
 「適当に振るっていう感じですかね(笑)」

 ――憧れのトラウトに会えたのは気分転換になったか。
 「嬉しかったですし、格好良かったですね」

 ――ハグもしていた。
 「あんまり覚えてないですね。ちょっと緊張していたんで」

 ――会話は?
 「全然してないですよ。いろいろ聞きたかったんですけど、それどころじゃなかったですね。僕、シャイなんで。人見知りなんであんまり話せないんです。見れるだけで良かったんで」

 ――トラウトはどういう存在なのか。
 「どういう存在?わからないです。あそこに近づければこの世界でも活躍できるというのは間違いないと思いますし、あそこを目指して越せるようにやれれば、いい活躍がこの舞台でもできるのかなと思います」

 ――トラウトの打撃を自分の目で見て感じたことは。
 「同じ人間なんだなと思いました。(自分もトラウトのようになれる?)そういうことでなくて調子が悪い日もあれば、今は成績的にも多分そんなに良くはないと思うので、あのくらいの選手でも苦しんでいる姿を見ると、早出でも練習している姿を見ると、やっぱり僕ももっと頑張らないとなと思いますし、ああいう姿勢というのはやっぱり素晴らしいものがあると思うので、本当に今回はいい勉強ができて良かったと思います」

 ――惹きつけるものは何か?
 「同じ外野手ですし、右バッターですし、足も速くて全部のそろっている選手というのを昔からずっと目指して来てたんで、その時に黒田さんにこういう選手いるよというのを教えてもらって、そこからずっとその選手のプレーを見ながら、体もそうですし、トレーニングもいろんなことも含めてああいう選手になりたいと思ってやてきていたので、そこが一番だと思います」

 ――笑顔の多い3連戦、そこには大谷がいたからか。
 「笑顔になってました?試合前くらいですよね。あいつ、ふざけてますよね(笑い)。ふざけてます、あれは本当に(笑い)。おちょくられてます、完全に。言っておいてください(笑い)」

 ――対戦してとして大谷はどう見ていたのか。
 「やっぱり雰囲気ありますよね、打席での雰囲気は大きいですし、なんかこう『わぁ~』って思いましたけど。僕はあいつの本性を知っているんで(爆笑)」

 ――釣りパフォーマンスはいつからやっているのか。
 「わかんないす。あいつがやってきたんです、いきなり。翔平がいきなり一発目にやってきたんで、今日は釣ってやろうと(笑い)。やり返しました」

 ――いきなりやってきて返せる。意気の合う2人に見える。
 「どうなんですかね。すごく面白い人なので、僕も乗らせてもらってます」(ジョークっぽく)

 ――素になれる相手?
 「素になれるかどうかわからないですけど、よく会った時は話しますし。野球のことは教えてくれないんですけど(笑)、なんなですかね、バッティング教えてって言っても全然教えてくんないんで、ケチ谷って呼んでます(爆笑)」

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