落合博満氏が考える中学生の指導 「野球をもう教えてもいい時期」で大切にすべきこと

[ 2023年6月9日 17:10 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が9日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。新企画の「オレ流質問箱」第4弾として野球の話から人生相談までNGなしで寄せられた質問に答えた。

 その中で、高校まで野球経験があり、4月から初めて中学軟式の監督を務めることになったという人からの質問も寄せられた。その質問とは「指導する立場になるのは初めてなので、不安でいっぱいです。落合さんが中学生に監督として指導するとすれば、どんなことを大切にしますか?」だった。

 落合氏は「中学生だったら“野球”をもう教えてもいい時期なのかもわかんない」と前置きした上で「でも、それを教えるんだったら、まず基本動作から」と話した。あくまで緻密なことではなく、基本的な野球の動きからの指導が大切であると説いた。さらに「食べることから。体づくりが第一なんでね。好き嫌いなく食べること、それと野球をやってて、練習してても野球を嫌いにならないような指導方法。押し付けじゃなくて選手が自分で自発的にやろうとする練習っていうのは大いに結構だと思うんで、まずは野球を嫌いにならないような指導方法を考えてください」と話した。

 具体的には「自分が1番得意とする分野、それに対して、それがもっと上達するような指導方法。欠点を注意することじゃなくて、長所をいかに伸ばしてやるかっていうのが1番良い」とした。「あとは常に子どもたちが野球の楽しさを追求していくっていうことが大事なんだろうと思います」と話した。

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