オリックス・平野佳「母の日」に史上初金字塔“お母さんありがとう”丈夫な体に生んでくれて感謝

パ・リーグ   オリックス3―3ソフトバンク （ 2023年5月14日    京セラD ）

＜オ・ソ＞日米通算200セーブ、200ホールドを達成した平野佳（撮影・成瀬　徹）
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　オリックスの平野佳が金字塔を打ち立てた。3―3の9回に5番手として登板し、1四球のみの無安打無失点。今季2ホールド目で、史上初の日米通算200ホールド＆200セーブを達成した。

　「失敗もしますけど、根気強く使ってくださる首脳陣のみなさんと、守ってくれるチームメート、裏方さん、ファンのみなさんの支えでここまで来られている。本当にみなさんに感謝したい」

　10年にリリーフ転向後は、常に厳しい場面を任されてきた。栄光の裏で数え切れない失敗も経験した。「失敗をして、そんな簡単に次の日とは、僕は難しいんですけど。でもそれをグッとこらえて、次の準備をして（マウンドに）上がれているのが、こういうふうに達成できたのかなと」。現役時代に抑え、中継ぎで活躍した平井投手コーチは「僕なんかとは比べられない。一番凄いのはあれだけずっと投げ続けられるところ」と脱帽。昨季終盤は代役守護神も務めた阿部も「実力、強い体、経験、気持ちの切り替え、全て凄い。僕もああいう投手を目指したい」と敬意を表した。

　偶然にも「母の日」に大台到達。丈夫な体に生んでくれた愛する人に「書いておいてください、“お母さんありがとう”って。本当にそうですね」と万感の思いを込めた。（山添　晴治）