阪神・ノイジー 米国で見守る「一番大切」な母親にささげる来日初の猛打賞 ケイデンス夫人にも感謝

[ 2023年5月15日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神15―7DeNA ( 2023年5月14日    甲子園 )

<神・D>3回、ノイジーは左前打を放つ(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神・ノイジーが来日初の3安打とチームの今季デーゲーム4連勝を、米国で見守る母・ローラさんにささげた。「大山、佐藤(輝)といい状態の打者が続いているので、その中で自分の仕事ができた」。4戦連続安打となる第1打席からの3連打で波に乗った。

 新天地で迎えた「母の日」。新助っ人も強い気持ちで迎えた試合だった。「母は自分の全て。一番大切な人なんだ。僕たちのために自分の時間を犠牲にしてくれた。感謝しているんだ」。甲子園の歓声とバットの快音を海の向こうまで届けようと、全力を尽くした。

 思い出すのは昨年オフ、阪神でプレーすることを報告したときのローラさんの言葉だった。「日本に行って、タイガースでプレーすることは、きっとあなたの新しい人生の幕開けになるはず」。選択が間違っていなかったことを、米国でネット中継を欠かさず見ている母に伝えた。

 ネット裏から見守ったケイデンス夫人にも同じ思いを伝えた。慣れない日本での生活で、2人の息子たちと自分を支えてくれる大切な存在。「一緒にいてくれるから野球に集中できるんだ」と前日の初お立ち台に続く活躍に笑顔をのぞかせた。首位攻防のDeNA3連戦で12打数6安打。「監督の助言通り、これからもリラックスして打席に入りたい」と感触をしっかり確かめた。(鈴木 光)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月15日のニュース