カーショーの野球愛を育くんだシングルマザー、マリアンさん死去「野球場に連れて行くためになんでもした」

[ 2023年5月15日 07:40 ]

ドジャースのクレイトン・カーショー(AP)
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 ドジャースのクレイトン・カーショー(35)の母親マリアン・トンボウさんが13日に亡くなった。AP通信が14日(日本時間15日)に報じた。

 13日はカリフォルニア州イングルウッドで、カーショーの慈善財団が援助する、子供の野球場の落成式があり、その場でカーショー夫人のエレン・カーショーさんが明かした。マリアンさんの年齢と死因は明らかにされていない。

 カーショーは10歳で両親が離婚。テキサス州ダラス郊外で母親に育てられた。父親クリストファー・カーショーは13年に亡くなっている。エレン夫人は「クレイトンは野球のボールを手にして大きくなった。その愛を育てたのがお母さんだった。野球場に連れて行き、試合に出すためになんでもした。前列に座って応援し、気持ちを落ち着けるためにいつもスコアブックを付けていた。息子が今日のような大人になり、慈善家としても、父親としても、野球選手としても成長できたことを何よりも喜んでいた」と話している。

 カーショーは今、4人の子供の父親。この日は試合前に2人の子供とフィールドでキャッチボールをしていた。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「今日は悲しみに沈んでいるだろう」と思いやった上で、16日(火)のツインズ戦は予定通りに先発、その後、忌引き休暇を取るかもしれないと話している。

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