巨人・中田翔「うれしいです」 354日ぶり札幌ドームの打席で打った! 貴重な追加点でガッツポーズ!

[ 2022年5月28日 16:46 ]

交流戦   巨人―日本ハム ( 2022年5月28日    札幌D )

<日・巨>7回、適時打を放ち、ガッツポーズする中田(撮影・河野 光希)
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 巨人の中田翔内野手(33)が昨年8月まで14シーズンに渡って在籍した古巣・日本ハム戦(札幌D)で7回に代打で登場。貴重な追加点となる中前適時打を放った。

 4―3とわずか1点リードで迎えた7回だった。2死からウォーカーの3打席連続となる二塁打と立岡の四球出塁で一、二塁としたところで、ベンチの原辰徳監督(63)が動いた。プロ初スタメンでここまで3打数無安打の増田陸に代えて「代打・中田」。巨人ファンだけでなく日本ハムファンからも大きな拍手が送られる中、日本ハムの主砲ではなく、巨人の選手として打席に入った。マウンドにはドラフト同期入団の宮西。フルカウントからの7球目だった。外角低めの144キロ直球を叩くと、打球は中前で弾んで二走・ウォーカーを5点目のホームへと迎え入れた。

 中田が札幌ドームの打席に入るのは日本ハム時代の昨年6月8日に行われた阪神戦以来354日ぶりのこと。胸に去来する思いは複雑だったはずだが、きっちり適時打を放った中田は一塁ベースに到達すると、右腕を高々と掲げてガッツポーズ。その後、昨季までチームメートだった一塁コーチャーの亀井コーチとグータッチを交わした。

 中田は日本ハム時代の昨年8月4日に行われたDeNAとのエキシビションマッチ前にベンチ裏でチームメート1人に暴力行為を働き、11日に日本ハムから1、2軍全試合の出場停止処分を受けた。だが、日本ハムの栗山監督から巨人・原監督への働きかけもあって20日に無償トレードが電撃決定。東京都内にある巨人の球団事務所で黒髪、スーツ姿での記者会見に臨み「簡単に信頼を取り戻すことはできないが、一からしっかりと自分を見つめ直して、野球人として人として前に進みたい」などと謝罪したが、日本ハムでは会見をしていなかった。

 ▼中田 相手投手が同期入団の宮西さんで力が入りました。宮西さんからタイムリーヒットを打ててうれしいです。

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