巨人・桑田コーチ 適時打なし3失点の菅野「ちょっと不運なところもあった…調子が悪い中で非常に評価」

[ 2022年5月26日 22:00 ]

交流戦   巨人2―3オリックス ( 2022年5月26日    東京D )

<巨・オ>6回3失点で降板した菅野に声を掛ける桑田コーチ(撮影・沢田 明徳)
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 巨人は26日、両リーグトップとなる6勝目を目指して先発した菅野智之投手(32)が6回91球を投げ7安打3失点で今季4敗目を喫した。打線は終盤に粘りを見せたが1点届かず。チームは5連勝した16年以来となる交流戦3連勝スタートを逃した。

 試合後、桑田真澄投手チーフコーチ(54)は、原監督が「内容がちょっと悪すぎましたね。リズムがなかなか、なんというか」と評した菅野について「今日は皆さんも感じてたと思うんですけど、状態が良くなかったですよね。でもシーズンずっと調子良いということはないので、こういう調子悪い時にいかに粘れるかというのが凄く大事なので、今日はそういった意味では6回3失点、ゲームをつくったという部分で、僕は非常に菅野は頑張ったなと思っていますね」と7安打を打たれながらも適時打はなく粘りの投球を見せたエースをねぎらった。

 5回までは先頭打者の出塁を許す形となったことについては「
そうですね。思うように自分の狙ったところに投げ切れなかったと思うんです今日はですね。全体的に球が高く苦しい投球だったと思いますけど。そういう調子というのは年間、自分でも5,6試合はそういう試合があるので、そういった時にいかに粘れるかというのが凄い大事なところだと思うんでね。そういった意味でも今日は本当によく3点でしのいだなと思います」と重ねて悪い状態の中でもゲームはつくってくれたと話した。

 菅野は初回先頭の福田周平を二ゴロに打ち取ったかのように見えた打球は吉川のグラブをはじく内野安打に。続く宗にもランエンドヒットで二塁内野安打とされ、いきなり無死一、二塁のピンチを背負った。3番・大城に投犠打を決められ1死二、三塁で迎えた4番・中川に11球粘られた後に左犠飛を打たれ先制点を許した。5番マッカーシーを打ち取り最少失点でしのいだが30球を投げた菅野は渋い表情で汗を拭った。

 その初回の先制された場面について桑田コーチは「立ち上がりはどのピッチャーも、何年やってても難しいもんでして。そういった中で結果的にはヒットになりましたけど、フィルダースチョイスみたいなのもあったり。まあ。にも関わらず最少失点にしたというのは非常に。記録にでないミスがあったと思うんで。そういった中でもよく粘ったなと思います。(福田周平の)盗塁にしても、ベースに入るのが遅れたと思うんですね。まだちょっと正確に見てないんですけど、僕が見た感じでは。ベースに入るのが野手が遅れたんじゃないかなと思う。そういったところもピッチャー見ているのでね。今のアウト取れたかなとかね。そういうのもある中で、また、調子が悪い中で、試合をつくったというのは僕は非常に評価できると思います」と菅野の6回91球3失点を前向きに評した。

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