阪神・平田2軍監督語録 プロ初完封の才木に「全く1軍のピッチャーとはひけを取らんよ」

[ 2022年5月26日 15:55 ]

ウエスタン・リーグ   阪神3―0広島 ( 2022年5月26日    鳴尾浜 )

26日のウエスタン・リーグ広島戦で完封勝利を飾った阪神・才木(撮影・坂田 高浩)
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 阪神は右肘のトミージョン手術から復帰して今月に支配下登録された才木が9回4安打、無四球の力投でプロ入り後初の完封勝利を挙げた。

 以下は平田2軍監督との一問一答。

 ――才木が完封。
 「104球、この前のドランゴンズ戦名古屋でもずっと状態もいいし、今日はまだピッチングコーチが最後まで行かせていいですかっていうことで、もうそれは彼の自信になるから行かせるっちゅうことで。まったく9回でへばってるあれもないし、最後まで球威も、落ちてなかったし、申し分ないね。角度がいい、スピードもだけど、彼の投げ下ろす長身からの角度、フォーク、変化球、課題を言うとこの前からカーブの精度が上げればってところだけどそれしたらもう、取れない。抜群、これはもう藤田とのコンビなんだけど、無死球というところも含めて、今日はもうなんのあれもないよね」

 ――投げられる喜び
 「やっぱり一軍でさ、投げてて、トミージョンで苦しんで、、1年間リハビリで、こうやって投げられる喜び。もう一回こうやって一軍で脚光浴びて投げられる喜びっちゅうのが、やっぱり伝わるよ。だから、今年にかける気持ち?術後の気持ちっちゅうのは、才木も島本も近々ゲームに復帰できるだろうし、その辺がやっぱり、あとはいい競争を生んでくれるね」

 ――一軍はピッチャーが渋滞している中だが
 「これまた藤浪も秋山もいる、森木もいる、才木も十分入ってくるでしょこれ。この前の甲子園もエラーが出てあれやったけど、そんだけの内容も全て兼ね備えているので、これ楽しみだね」

 ――1軍昇格の芽も
 「それは1軍が決めることなんで」

 ――今日の内容なら1軍でも
 「こんなのテレビを見てるやん全部。1軍も。今のあれやったら、全く1軍のピッチャーとはひけを取らんよ。それぐらいの内容よ。まあ、こうやって完投できたっちゅうのも、ひとつのハードルを超えたんで。スタミナとかいろんなことの課題があったけど、今日でそういうものは解消できたね」

 ――明日からの3連戦の先発は
「明日がチェン。土、日が藤浪、秋山。だから(土、日と2軍戦開催の)甲子園にタイガースファンの方は見に来てほしいね」

 ――先発要員は豊富
 「もちろん競争。やっぱりチーム内の競争が一番のレベルアップ、活性化。そういうことです」

 ――試合前に選手にカツを入れていた
 「あれはシートノックが乱れていたからやり直せといった。そういう日々の積み重ねだから。今年、毎年、テーマとして俺は。暑かろうが、寒かろうが、シートノックだけは。よそのチームは夏なんかはやらなかったりするけど、ウチはシートノックは大事にしてゲームに入る。これは僕が監督に就任してからの信念だから」

 ――やり直しは今年初めて
 「いや、やり直せと言っただけやん。ミスが多かったらやり直せばいいだけの話やん。(試合開始の)12時半までなんぼでもある。それだけの話」

 ――選手のベンチ前での声出しがなくなったが
 「声出しなんてする必要がないでしょ。俺が声を出したんだから。俺が気合を入れろといっただけやん」

 ――最後に藤田が決めたが
 「いやあ、藤田はキャッチャーらしい。きょうはバッテリーで点を取って守れと。セーフティースクイズも考えたけど野村コーチが打たせてくださいというから。やっぱりキャッチャーらしい…。2ボールからカーブをコーンや」

 ――8回に適時打を放った原口もいい調整ができた
 「ああ、これで一本出たんで、いい厄払いができた。原口のHでH(安打)がほしいんや。平田もHだけど」

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