日本ハム・新庄監督 激しく動いた就任後初連勝も 選手に「聞いてあげて」

[ 2022年4月12日 22:11 ]

パ・リーグ   日本ハム3ー0西武 ( 2022年4月12日    ベルーナD )

<西・日>7回、山田の内野ゴロで外崎が本塁セーフになったプレーにリクエストを要求し、アウトに覆り大喜びの新庄監督(撮影・尾崎 有希)
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 日本ハムが新庄剛志(50)監督が、投打のかみ合う勝利で就任後初の連勝、初の零封勝ちを手にした。勝利を収めた直後は大喜びだったが、試合後の会見はなし。広報に「松本くん、加藤くん、堀くん、に聞いてあげて」と最後にビッグボスポーズの絵文字が付いたコメントを託し、主役は選手だと強調した。

 勝負どころで激しく動いた。2-0で迎えた7回1死一、三塁。先発・加藤が打者・山田を三ゴロに打ち取り、三塁手・野村が本塁へと送球。球審のセーフの判定に大きな身振りでリクエストのジェスチャーを送った。リプレー検証の結果、判定は覆ってアウトに。両手でつくったビッグボスポーズを掲げて大喜び。林ヘッドコーチにウェアをつかまれ、制止されるほどだった

 ひとまず失点を防ぐと、2死一、二塁で加藤から2番手・玉井へと迷いなくスイッチ。就任後初めて、自らマウンドへと足を運んでナインに言葉を送ると、ブルペンから駆けてくる玉井を待ち受け。ボールを手渡し、さっそうとベンチへと戻っていった。

 玉井が代打・栗山を空振りの3球三振に仕留め、8回は堀、9回は新人の北山がそれぞれ西武打線を3者凡退に封じた。北山は3者連続三振と相手を寄せ付けなかった。7回途中4安打無失点の加藤は今季初勝利。今季3試合目の4番に起用した松本剛は先制打を含む、3安打1打点2盗塁の活躍だった。主役は選手。しかしながらビッグボスの決断も光った一戦だった。

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