広島・大瀬良 開幕投手は「もう投げるつもりで調整したい」 3回無失点で4年連続大役へ大前進

[ 2022年2月27日 05:30 ]

オープン戦   広島3-1巨人 ( 2022年2月26日    那覇 )

<巨・広>3回無失点の好投を見せた広島先発の大瀬良(撮影・奥 調)
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 広島・大瀬良が今春初の対外試合登板で3回無失点と好投し、4年連続となる開幕投手に大前進した。被安打は2本のみに抑え、最速は149キロを計測。「今日やりたいことは全部できた」と順調な調整をアピールした。

 ギアを入れた瞬間に仕上がりのよさがあらわになった。2回までを28球で片付けると、自身の最終回だった3回に「体に問題がなかったので抑えにいくと決めた」と切り替えた。先頭の秋広をフォークで空振り三振、岡田はカーブで見逃し三振。最後は坂本をフォークで空振り三振にする3連続三振と、圧巻の投球で締めた。

 20日のシート打撃では体の張りを訴えて投球を途中終了。調整に若干の不安を残していたものの、「少しお騒がせしましたけど、問題なく消化できた」と首脳陣と同じく自身も胸をなで下ろした。

 開幕投手は大瀬良、九里、森下の3投手で争っており、キャンプ最終日の28日にも公表される可能性がある。3年連続で大役を務める大本命の大瀬良は「もう(開幕戦に)投げるつもりで調整していきたい」と言い切り、佐々岡監督からも「順調。心配ない」と合格点を受けた。

 4年連続の開幕投手となれば、球団では黒田博樹(03~07年)以来。「どんどん良い投球をして、より信頼されるような投手になりたい」と大役を担う覚悟はできている。(河合 洋介)

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2022年2月27日のニュース