巨人ドラ5・岡田 初球打ち!広島・大瀬良から初回先頭中前打 原監督「トップバッターのチャンスある」

[ 2022年2月27日 05:30 ]

オープン戦   巨人1―3広島 ( 2022年2月26日    那覇 )

<巨・広>初回無死、安打を放つ岡田。投手・大瀬良(撮影・河野 光希)
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 プロ初スタメンの重圧はどこへやら。巨人のドラフト5位・岡田(法大)が広島とのオープン戦に「1番・右翼」で出場し、いきなり初回先頭で大瀬良の初球を中前打。「(高めのカットボールに詰まって)打球がショボかったけど素直にうれしかった」と端正なマスクをほころばせた。

 まだまだアピールは終わらない。6回先頭ではこちらもエース級の森下から四球を選ぶと、続く坂本の中前打で中堅・宇草のファンブルを見逃さず三塁へ。丸の左犠飛でチーム唯一の得点を挙げた。

 モットーは「好球必打」。甘い球は決して見逃さない。「いつ2軍に落とされてもおかしくない立場。見逃してチャンスを逃すより、どんどん振った方がいい」との信念がある。これで対外試合の全6打席でファーストストライクをスイング。安打こそ、この日の中前打のみだが、元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチも「結果うんぬんより、初球から振れるのは勇気がある」と高く評価している。

 外野のレギュラーは丸が不動も、コロナ下の入国制限で新外国人のポランコ、ウォーカーの来日時期が未定。実績ある梶谷も昨年10月に椎間板ヘルニアの手術を行い3軍で調整中だ。岡田も今月上旬のコロナ陽性で出遅れ、24日に合流したばかりだが、原監督も「思い切りがいいし、楽しみな選手が入ってきた」と評価。開幕1軍どころか「トップバッターのチャンスがある」と新リードオフマンにも期待を膨らませた。

 チームはオープン戦初戦を落とし、これで対外試合は6試合で5敗1分け。モヤモヤした空気の中、岡田が一筋の光を照らした。(花里 雄太)

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2022年2月27日のニュース