森繁和氏 上出来の朗希 あとはいかに精度を高めていくか

[ 2022年2月20日 05:30 ]

練習試合 ロッテ1-1日本ハム ( 2022年2月19日    名護 )

2回、フォークを投げる佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 【森繁和 視点】この時期にあんな球を投げたら打たれるわけがない。初回は全て真っすぐ。右の清水、今川には外角を狙った球がことごとく逆球になった。佐々木朗にとっては今年初の実戦。指先の感覚がまだしっくりきていない。ツーシーム系の速い球を投げる投手は右打者への外角が逆球になりやすいのだが、これが内角の厳しいコースへ。より打ちにくい球になって、どん詰まりの遊ゴロと二飛に仕留めた。

 今の段階では左打者の方が投げやすい。シュート回転しても当てることはないから安心して投げられる。左の細川には外角の真っすぐを続け、球速を163キロまで上げた。今の時期に必要なのは球の勢い。その点では上出来だ。変化球を交えた2回には、右打者の外角へ狙い通りにいった球もあった。実戦を重ねて制球、変化球の精度を上げていけばいい。

 それとケガをしないこと。2回、足元を抜けていった野村の中前打。あのくらいの打球なら反応よく自分で止めてほしいな。

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2022年2月20日のニュース