日本ハム・清宮 新庄ビッグボスの言葉に自分を変える 「それが4年やってきた結果、間違いない」

[ 2021年11月9日 18:30 ]

清宮の脇腹をつまむようにした新庄監督
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 日本ハムの清宮幸太郎内野手(22)は9日、「ビッグボス」こと新庄剛志監督(49)から沖縄・国頭秋季キャンプ視察2日目で初指導を受けた。新監督からの減量指令に清宮も挑戦への意欲を示した。

 清宮は守備練習に就く際、見ていた新庄監督に歩み寄り、そのまま指揮官による指導が始まった。股関節を意識させるようなポーズをすると、守備、打撃のジェスチャーを交えながらの指導を熱心に聞き入った。脇腹をつまむようにしぐさもあったが、清宮にとっても刺激的な1日となった。

 「歩き方がかっこいい。そういうところから、雰囲気って出るんだなってすごい思います」と新庄監督の印象を語った清宮。「競争しながら勝手に野球がうまくなっている、みたいな、ボスに心を操られているなっていうか、勝手にうまくなっているような。まだわかんないですけど、これからそうなるんじゃないかなっていう思います」と語った。一つ一つのメニューについても指揮官の考えが詰まっている。「何か楽しくできますよね。そう思います。一番大事なところ。楽しくやりながら、勝手にうまくなっている、みたいな。そういうところがあります」と語った。

 減量指令については「やってみなきゃ分からないところもありますし、答えは春のキャンプでというところかなと思います。今まで挑戦はあんまりしたことないので、でもまあ多分戻そうと思えばすぐ戻せると思うので」と覚悟を示した。股関節の柔軟性については「めちゃくちゃ固いです」と吐露。「はい、そこはもうずっと思っていることなので。もっと重点的にやりたいなと思います」と語った。減量についても、移動中の弁当の数などの話に及び、さらに守備では「リズムに乗りながら手足楽にかっこよく、ということだと思います」と話すなど、ドミニカンスタイルなどのアドバイスもあったという。具体的かつ的確な指摘、指導を受けた。

 清宮は入団4年目の今季、初めて1軍出場なしで終えた。勇気を持って何かを変えなければ、スター、タレントにはなれない──。そんな指揮官のメッセージに対し「それが4年やってきた結果だと思うので、間違いないと思います」と話した。

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