来季続投の阪神・矢野監督「悔しさをぶつけていきたい」 2位終了シーズンを藤原オーナー兼球団社長に報告

[ 2021年11月9日 16:05 ]

シーズン終了報告を終え、報道陣の質問に力強く答える矢野監督(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神の矢野燿大監督(52)が9日、大阪市福島区の阪神電鉄本社を訪れ、藤原崇起オーナー兼球団社長(69)に今季の戦いを報告した。前半戦は首位を独走しながらも後半失速し、優勝したヤクルトとゲーム差なし、勝率5厘差の2位。CSでもファーストS敗退の悔しさを味わった指揮官は、来季も指揮を執ることを明言し、就任4年目での悲願のVを誓った。

 「よく頑張ったというお話もいただきましたし、一方で、優勝を逃した、CSも勝ち上がれなかったというところでは、まだまだ鍛えてさらに上に目指していってほしいという激励の言葉もいただいた。僕も、終わったばかりですけど、この悔しさを何とか明日からぶつけていきたい」

 就任3年間の成績は19年が貯金1の3位、20年が貯金7の2位、そして今季が貯金21の2位。確実に地力アップをさせてきた一方、守備面や好機での攻撃という課題は解消されていない。

 「3年間取り組んできてできていることの話もしてもらいましたし、僕としても来季、何とか期待に応えたいと、そういう話をいただいて、僕もそういう気持ちになりました」

 7日に“終戦”したばかりながら、あす10日から早くも秋季練習をスタート。紙一重で逃した頂点に挑む戦いは、すぐに始まる。

続きを表示

2021年11月9日のニュース