新庄監督は「ビッグボス」“元祖・監督呼びNG”権藤監督は就任1年目で38年ぶりセ界制覇&日本一

[ 2021年11月4日 14:52 ]

<日本ハム>新庄新監督の就任会見(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの新庄剛志新監督(49)が4日、北海道札幌市内で就任会見を行い、「監督呼びNG」のお願いを出した。

 新庄監督は「監督って呼ばないでほしい。『ビッグボス』でお願いします」と宣言。「『ビッグボス』が好きなんです。監督って言われるのは好きじゃない。選手もお願いします。(一時居住していた)バリ島でそう呼ばれてたんで。僕の人生ってそんなもの。カンピューターで突き進んでるだけなんで」と呼びかけた。

 「監督呼びNG」で思い出されるのが1998年に監督就任1年目で横浜(現DeNA)を38年ぶりのセ・リーグ優勝及び日本一に導いた権藤博監督だ。

 権藤監督は就任直後からフロント、コーチ、選手から報道陣に至るまで「監督呼び禁止令」を発令。監督は誰でもいつか退任するもので、それまで「監督」と呼んでいた相手に対して退任後どう呼べばいいか困惑する事態を避けたいとの心遣いからだった。

 呼び方は基本的に「権藤さん」で統一。「ゴンちゃんでもいい」とフレンドリーな姿勢を打ち出し、「監督」と呼んだ選手には一律1000円の罰金を課すというお茶目な宣言も。見事に?最初にそれに引っかかったのが当時正捕手だった谷繁元信で、就任直後に行われた97年秋季キャンプでうっかり「監督、監督」と2度呼びかけ、2000円の罰金を食らった。

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2021年11月4日のニュース