平成の怪物、松坂大輔も絶賛した今回のドラフトで1位指名された投手とは

[ 2021年10月22日 20:08 ]

<西・日23>引退試合を終えてファンに手を振る松坂(撮影・尾崎 有希)
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 西武の松坂大輔投手(41)が19日の日本ハム戦(メットライフドーム)で引退試合を行い、現役生活に幕を閉じた。横浜高時代に甲子園で春夏連覇を達成し、平成の怪物と言われた右腕だが、今年のドラフトで指名された選手の中で絶賛した投手がいた。

 ドラフト会議より前のことだった。「全員を見ているわけではないので」と前置きした上で「小園投手は映像で見ていい投手だと思いますね。本当に素晴らしい球を投げるなと思いました」と語った。DeNA、阪神の2球団の競合の末、DeNAが1位指名した市和歌山の小園健太投手(18)の名前を挙げた。

 選手の将来を考え、具体的なことには言及はしないが、松坂の目に留まったのは間違いない。

 小園は最速152キロの直球にスライダー、ツーシーム、カットボールなど多彩な変化球を織り交ぜる完成度の高い投球術がある。ドラフト指名後の会見では、プロでの目標を「先発投手としてシーズンを通して2桁勝てるような、球界を代表する投手になりたい。シーズン20勝勝てる投手になりたいです」と話した。小園がどんな成長曲線を描くか楽しみだ。

 ◇小園 健太(こぞの・けんた)2003年(平15)4月9日生まれ、大阪府貝塚市出身の18歳。小1から野球を始める。中学時代は貝塚ヤングでプレーしエースだった3年夏に全国大会優勝。市和歌山では1年春からベンチ入りし2年秋からエース。1メートル85、90キロ。右投げ右打ち。

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