中田翔の巨人デビューに原監督「いろんな意味で落ち着きをさらに増すでしょうね」

[ 2021年8月21日 18:22 ]

セ・リーグ   巨人2―7DeNA ( 2021年8月21日    東京D )

<巨・D>9回無死、中飛に倒れた中田(手前)と原監督(撮影・吉田 剛)
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 日本ハムから無償トレードで巨人に移籍した昨季のパ・リーグ打点王、中田翔内野手(32)が電撃移籍から一夜明けた21日に出場選手登録され、同日デーゲームで行われたDeNA戦(東京D)にベンチ入り。6回の勝ち越し機に代打で登場して巨人デビューを果たし、そのまま一塁守備についた。

 背番号10のユニホームを着た中田は6回に中島、亀井とベテラン2人の連打で1―1と追いつき、なおも1死一、二塁とチャンスが続いた場面で7番・大城の代打として登場。2番手左腕・砂田の代わりバナで対戦したが、1球もバットを振らず、ストレートの四球で一塁に歩いた。続く代打・ウィーラーが併殺打に終わって巨人は勝ち越しならず。中田は7回から一塁の守備に入った。

 無難に守備をこなした後、2―7と大差がついて迎えた9回には先頭打者として第2打席へ。この回から登板した5番手右腕・伊勢に対し、ファウルで3球粘った末の6球目、外角スライダーをバットの先に当てて中飛だった。

 試合後、中田のデビューについて聞かれた巨人の原辰徳監督(63)は「いろんな意味で落ち着きをさらに増すでしょうね」とコメント。この日は前夜の1番・松原&8番・吉川を入れ換え、1番・吉川、8番・松原の新打線で試合に臨み、6番で先発した39歳の亀井は4打数3安打1打点と結果を出した。得点は亀井の同点打と岡本和の一発による2点にとどまったが、何度も好機は築いた。

 「そうそう、だからね、接戦の野球だよね、うん。ヤクルトの時もそういうところがあったよね。まあ、よく2戦目は取ったとはいえね。1戦目もこういってて(両手を使って、互いが競るような仕草)っていうところだもんね。まあ、そのへんでしょうね。もう少しやっぱり主力のスターティングメンバーが、なんていうかな、主導権にぎるような野球をしないとね。攻撃をしないとね。その部分がうちの戦う形だから」と原監督。「その辺がまだ、早めに機能しないというところにね、なんていうか、こういう感じになるんじゃない」と話した。

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