智弁学園 2ランの前川「やっと甲子園で打てた」 先発全員安打&完封リレーで横浜に圧勝!

[ 2021年8月21日 19:28 ]

第103回全国高校野球選手権 2回戦   智弁学園5-0横浜 ( 2021年8月21日    甲子園 )

<智弁学園・横浜>6回無死一塁、智弁学園・前川は中越え2ランを放ち、ガッツポーズ(撮影・坂田 高浩)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第8日は21日、甲子園球場で2回戦が行われ、智弁学園(奈良)が横浜(神奈川)を5-0で下し、3回戦進出を決めた。

 4回に智弁学園が均衡を破った。1死満塁から1番・前川がセンターオーバーの適時打を放ち、2点を先制。2死満塁からは4番・山下が押し出し四球を選んで、1点を加えた。さらに6回、無死一塁から1番・前川がこの日3安打目となるバックスクリーンへの豪快な2ランを放ち、リードを5点に広げた。

 前川は6回の2ランについて、「真っすぐに張って、しっかりとヘッドを走らせて打つことができた。やっと(甲子園で)打てた」と満面の笑み。3安打4打点の活躍を振り返って、「チームが勝つために、どういった仕事ができるか考えてやってきたので」と喜んだ。

 投げてはエース左腕の西村が8回を7安打無失点。130キロ台後半のストレートを軸にカーブとフォークをまじえ、横浜打線に決定打を許さなかった。9回は小畠が締めて、準々決勝で敗れた選抜に続いてのベスト16が決定。西村は「バックを信じて思い切り投げられた」と納得の笑み。7回2死一、二塁では左前打を浴びたが、前川の好返球で得点を許さず。「1点入ったなという気持ちで見ていた。(前川)右京があの一球にかけてくれたので、すごく助かった」と感謝した。
 

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