ソフトバンク・千賀 甲斐と金バッテリーで投手陣球団新記録39イニング連続無失点へ気合 18日先発

[ 2021年8月18日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天-ソフトバンク(雨天中止) ( 2021年8月17日    楽天生命パーク )

ウォーミングアップで笑顔の千賀
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 今季初の雨天中止も関係ない。ソフトバンク・千賀の闘志は燃えている。東京五輪で金メダル獲得後、きょう18日の楽天戦が初の1軍先発マウンド。敵地の室内練習場で調整し「やらなくちゃいけない人間の1人。このユニホームを着て良いピッチングをしたい気持ちは変わらない。気持ち込めていきたい」と話した。

 侍ジャパンで中継ぎとして金メダルに貢献した右腕。しかし、五輪前最終登板だった7月6日ロッテ戦では自己ワーストの10失点を喫し、3回途中で降板した。「前回、“大やらかし”しているので、それだけを思ってマウンドに上がりたい」と汚名返上を誓う。

 チームは後半戦開幕カードを2勝1分け。投手陣は現在33イニング連続無失点中。11年に記録した球団記録の38イニング連続無失点の更新も、千賀・甲斐の金メダル・バッテリーに託す。

 工藤監督は「プレッシャーがかかってしまうので1回切ってリスタート。“これからいけるぞ”というものを見せてもらえれば」と期待を寄せた。

 この日先発予定だったマルティネスは20日からのロッテ3連戦に回る。「2人を(カードで)分けることになれば先発陣のバランスも良くなる」と中止を前向きに捉えた。

 千賀は「やるべきことは0で帰ってくるイニングを増やすこと」ときっぱり。楽天戦は昨年から3連勝中と相性抜群だ。エースの復権が始まる。(福井 亮太)

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2021年8月18日のニュース