星稜 部員6人がコロナで県大会辞退 林監督「日々鍛錬を続けていた姿を見てきた私たちには苦渋の決断」

[ 2021年7月22日 05:30 ]

2回戦の鶴来戦に勝利し、スタンドにあいさつする星稜ナイン
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 石川県高野連は21日、星稜が石川大会の出場を辞退したと発表した。同日までに野球部員の複数人に新型コロナウイルス感染者が確認されたため。星稜を運営する学校法人稲置学園は公式サイトで野球部員6人の陽性が確認され、石川県において集団感染と発表されたとした。22日に予定されていた準々決勝の遊学館戦は不戦敗となる。林和成監督は鍋谷正二校長との連名で「部員が日々鍛錬を続けていた姿を見てきた私たちには苦渋の決断だった」とのコメントを発表した。

 星稜は春夏合わせ34度の甲子園出場を誇る強豪で、巨人や大リーグで活躍した松井秀喜の母校で知られる。19年夏の甲子園大会では奥川(現ヤクルト)らを擁して準優勝。今大会も優勝候補の一角として、12日の2回戦で鶴来を1―0、18日の3回戦で羽咋を5―4で破っていた。

 この日、東京都高野連も22日の東東京大会3回戦に出場予定だった板橋の出場辞退を発表。野球部員2人が新型コロナウイルスに感染し、他の部員も自宅待機となったため。今夏の地方大会では福井商など出場辞退が相次いでいる。

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2021年7月22日のニュース