マエケン 5回途中7失点で3敗目 制球に苦しみ5四球「日程、投球フォーム、感覚的なものもある」

[ 2021年6月30日 13:51 ]

ホワイトソックス戦に先発したツインズの前田(AP)
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 ツインズの前田健太投手(33)は29日(日本時間30日)、シカゴでのホワイトソックス戦で今季12度目の先発登板。当初は26日、地元でのインディアンズ戦で登板予定だったが雨で28日、29日と2度も先発予定が変更。この試合も試合開始こそ予定通りだったが、3回、前田が先頭のアブレーユに2ボールとなったところで雨が強くなり、いったん中断していた。

 前田は初回に2点の援護をもらったが、1回は3連続四球で一死満塁のピンチを迎え5番コリンズの遊ゴロの間に1失点。3回は中断後アブレーユを歩かせたあと、2本の単打で一死満塁のピンチとなり、7番シーツの遊ゴロの間に三塁走者が生還、8番ガルシアに83・6マイル(約134・5キロ)のチェンジアップを右前適時打とされ、この回2失点。5回も攻め立てられて3失点とし、交代となった。

 前田の球数は92球。4回3分の2を投げ、8安打5四球4奪三振、7失点。防御率は5・56となった。試合は7対6でホワイトソックスが勝ち、前田は今季3敗目。

 試合後の一問一答は以下の通り。

――今日は制球があまりよくなかった。
 「そうですね。そこは反省点です」

 ――湿度や汗が気になったのか。
 「最初の方、汗で滑る感じがして、それを気にしすぎた」

 ――前の2試合は良かったのに、今日は制球に苦しんだ。今季は安定しないが。
 「なんかうまくいかない。ほとんどがシングルヒットだけど、不運なヒットがあって。歯車が噛み合えば流れが変わると思うので。我慢していきたい」

 ――直球の球速が遅かった。
 「今日はコントロールを意識しながら投げた部分があった。4、5回はスピードも戻ったと思う」

 ――登板間隔が空き過ぎて難しいマウンドだったのでは。
 「2回雨でスライドすることはほとんどない。難しい調整だったのは間違いない。その中でもしっかり結果を残さないといけない。そこは言い訳になってしまう。今日は打たれたヒットはそんなに嫌な感じのヒットは少なかったが、四球が多かったのは良くなかったところ」

 ――四球が多かった理由は。
 「日程があるかもしれないが、自分の投球フォームもあるし、感覚的なものもある。5回は点を取られましたけど、後半は徐々に良くなってきてはいた。少しずつ修正できたのかなと思う」

 ――新ルールで、グラブチェックが3度もあった。
 「チェックそのものは別になんともない。わかっていることなので、見てくださいと。ただ一人違反者となった投手は、ロジンと汗だけだったのに取られた。何もやっていないですけど、明確な基準がなく、審判が駄目といえば駄目になる。変な判断をされるのは嫌だし怖さがある」

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2021年6月30日のニュース