侍初選出にソフトバンク・栗原「本当にビックリ」内外野に捕手も可能な超ユーティリティー侍

[ 2021年6月17日 05:30 ]

フリー打撃する栗原(撮影・岡田 丈靖)
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 東京五輪で金メダルを目指す侍ジャパンに内定したソフトバンクの栗原陵矢外野手(24)、甲斐拓也捕手(28)が16日、意気込みを語った。

 侍トップチーム初選出の栗原は居残り特打の打撃投手から「侍に投げるの緊張するわ」といじられた。日の丸を背負うのは高3でU―18日本代表に選ばれて以来。「うれしい気持ちと緊張感というものを今、感じてます。もう本当にビックリが大きかった」と話した。

 昨季強打で頭角を現し、日本シリーズではMVP。短期決戦でブレークした男だが、今春キャンプで稲葉監督が視察した時に、あいさつは交わしていない。五輪期間は「長いけど何をするのかなと。見るのが好きなんで見る予定でした」とテレビ観戦するつもりだった。

 ユーティリティー侍だ。初選出の6人の中で唯一の野手。鷹では捕手登録ながら、今季も内外野でも出場している。打撃の対応力も魅力だ。稲葉監督は会見で「ユーティリティープレーヤーで、どんどん振りながらアジャストしていく」と期待した。栗原も、「いろんな位置で練習し代打でも準備したい」と役割は理解している。

 メイン会場は横浜スタジアム。1日の交流戦では今季6号のアーチも描いた。「やっていて楽しかった。球場も見やすいし雰囲気も好き。いいイメージでいけるかなと」。緊張に加え、楽しみもある。

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2021年6月17日のニュース