巨人・原監督「甲子園の決勝戦のような気持ちで」執念采配も1点及ばず、3年ぶり交流戦負け越し

[ 2021年6月13日 18:26 ]

交流戦   巨人4―5ロッテ ( 2021年6月13日    ZOZOマリン )

<ロ・巨3>敗戦し、悔しさがにじむ原監督(中央右)ら巨人ナイン(撮影・木村 揚輔)
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 巨人はエース菅野が打たれて打線の反撃も及ばず。4―5でロッテに敗れて同一カード3連勝を逃し、2018年以来3年ぶりとなる交流戦負け越しが決まった。首位・阪神が勝ったため、ゲーム差は今季初の「7」に開いている。

 リリーフ陣の大江、高梨にイニングをまたいで登板させ、7回には3人連続代打を出すなど執念の采配を見せた原辰徳監督(62)は「今日は(次戦まで)少し間も開くしね。甲子園の決勝戦のような気持ちで全員いきましたけどね」とリーグ戦再開まで4日間試合がない状況での試合を振り返った上で「なかなか先発ピッチャーがゲームを作れなかった。4点というのが自分の中でデッドラインだな、と思ったので、あの時点で交代したということですね」と3回途中4失点でエース菅野を降板させた場面を振り返った。

 それでも0―5で迎えた7回に亀井、岡本和の連続押し出し四死球で2点を返し、坂本の復帰後初打点となる右前2点適時打で1点差に。「よく追い上げたけどね、4点」としたが、なおも続いた2死一、二塁で中島の右前打に二走・岡本和が本塁憤死して同点を逃した場面については「まあ、あそこで(後藤)コーチャーも回したし、当然我々もいけと思った。(相手の)ライトが非常にいいボールを投げたというところですね。決勝戦の気持ちを集約したところはあるけどもね、一歩及ばずということです」とマーティンのワンバウンド好返球を称えた。

 2年ぶり開催の交流戦は7勝8敗3分けで終了。3年ぶり負け越しが決まったが「まだ付けようがないね。チーム全体の戦力を整わせるということが(必要)。リーグ再開に向かって行くというところですね」と話すにとどまった。

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