楽天・マー君 痛恨2被弾、今季最多109球7回3失点も打線援護なく

[ 2021年6月13日 05:30 ]

交流戦   楽天1―9阪神 ( 2021年6月12日    楽天生命 )

<楽・神>6回2死、佐藤輝に右越えソロを打たれ肩を落とす田中将(撮影・大森 寛明)
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 楽天・田中将は2発に泣いた。完全で迎えた4回2死、マルテへのカウント2―2からの外角低めの直球がボールと判定された末に四球。続く大山に先制2ランを許し、6回には佐藤輝にソロを浴びた。

 「前回登板に比べたら、全体的には全然良かった」と振り返るように今季最多の109球を投げ、7回3失点で5試合続けてクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)。だが、打線の援護がなく、5月1日のロッテ戦を最後に6試合白星がない。今季9被弾で、19失点中13点が本塁打によるもの。石井監督も「2本のホームランがもったいない」とし、佐藤輝には2死でカウント0―2と追い込んでいた点を指摘し「いいところに投げて、打った佐藤君がうまいが、あの場面ならもう少し選択肢があったかな」と振り返った。(後藤 茂樹)

 ≪9年ぶり本拠地で黒星≫田中将は復帰後、楽天生命パークでは初黒星。本拠地のレギュラーシーズンでの黒星は12年7月29日以来、3240日ぶりで、16連勝でストップ。日本シリーズでは13年第6戦で敗戦投手となっている。

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