藤川球児氏 野村克也さんからの忘れられない2つの言葉 「僕、それだけ変われたんだな、と」

[ 2021年5月25日 06:40 ]

野村監督(左)から「人間教育」も受けた藤川(右)

 現役時代「火の玉」と呼ばれた直球を武器に、日米通算245セーブを挙げた元阪神の藤川球児氏(40)が、24日深夜放送の関西テレビ「こやぶるSPORTS超」(月曜深夜0・25)に出演。かつて阪神の監督も務めた野村克也さんとの思い出を語った。

 入団当時の1999年、阪神の監督だった野村さんについて、藤川氏は「最初の1年間は、怒られました。相当、怒られました」と22年前を懐かしんだ。元々、もみあげが長いという藤川氏だが、「なんだそれは! もっと短くしないのか」と、野村さんには厳しく叱責されたこともあるという。そんな野村さんの教えは『野球人である前に社会人であれ』。これに藤川氏は「本当に教訓かもしれないです。野村さんの素晴らしいところって、人間教育の部分。活躍してもおごらないであるとか、今の自分にもいきている。(現在の阪神の)矢野監督ももちろん(野村さんから)勉強していますからね」と振り返って、「人生はいろいろな経験が、最後にものを言うのかな」としみじみ語った。

 さらに野村さんが楽天の監督時代に、言われた言葉も思い出に残っているという。それは「俺の時、こんなピッチャーいたかな」。この言葉に藤川氏は「普通は悲しいでしょ。僕、それだけ変われたんだな、と。それだけ凄いと認められたということなので」と、心の中では嬉しさが勝っていたことを明かした。MCの小籔千豊(47)は「そこの3年は、めちゃめちゃ嫌やったけど、栄養にはなっていますね。だから青汁。まずいけど、もう一杯てきな。飲みやすいバナナジュースばかり飲んでいたら、今の藤川さんはないと思う」と、独特な表現で感心していた。

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2021年5月25日のニュース