ツインズ・マエケン 勝利投手の権利獲得目前の5回に4連打浴び交代、今季QSは4月に1度だけ

[ 2021年5月17日 06:35 ]

ア・リーグ   ツインズーアスレチックス ( 2021年5月16日    ミネアポリス )

<ツインズ・アスレチックス>力投するツインズ先発の前田(AP)
Photo By AP

 ツインズの前田健太投手(33)は16日(日本時間17日)、ミネアポリスでのアスレチックス戦で今季8度目の先発登板。4月21日に3本塁打を含む7失点で3回KOの相手にお返しと行きたかったが、勝ち投手の権利獲得目前の5回に崩れた。気温は16・7度で、寒さは問題ではなく、序盤の投球内容は悪くなかった。

 2回、前の試合で2本塁打を喫した4番オルソンにチェンジアップを右中間二塁打、5番チャップマンにフォーシームを右前適時打で先制点を許しただけ。2回、3回に4点の援護をもらい、4―1のリードで5回のマウンドに立った。ところが7番ピンダーに1―2からチェンジアップを右中間二塁打、8番マーフィーに0―2からスライダーを左中間適時打で4―2。9番アンドルスに1―2から直球を右前打、1番キャンハに1―1から低めツーシームを左前打で無死満塁。球数89球で交代となった。4連打のうち3安打は2ストライクと追い込んでいただけにもったいなかった。

 前田は5回途中までで、8安打1四球、2奪三振、5失点(自責3)。勝ち負けはつかなかった。今季の前田はクオリティースタート(QS)が4月7日のタイガース戦の1度だけ。6回を投げきったのもその試合だけ。シーズンの防御率は5・26。

 試合後ロコ・バルデリ監督は「ケンタは試合中に足の付け根に軽い張りが出て、その状態で投げていた。今治療を受けている」と明かした。

続きを表示

2021年5月17日のニュース