「切り札」も間に合った 右手親指負傷の癒えた阪神・原口が開幕1軍

[ 2021年3月24日 05:30 ]

右手親指負傷から復帰してシートノックにのぞむ阪神・原口(撮影・大森 寛明)
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 阪神は23日に鳴尾浜球場で全体練習を再開し、投打31人が顔をそろえた。先発登板から2日後で練習免除のガンケルを含む総勢32人(出場選手登録は31人まで)が26日の開幕に臨む布陣で、右手親指負傷で一時は危ぶまれていた原口も13日ぶりに合流し、開幕に間に合った。

 「アクシデントもあってなかなか思うようにはいかなくて、すごくいい準備ができたとは思わないですけど、キャンプから継続的にやってきたことはあったのでね。ゲームでは結果がすべてなので、どう対応していけるのか、そこだけですね」

 10日の広島戦で大盛のファウルチップが右手親指に直撃。爪が浮いた状態になり途中交代した。翌11日から本隊を外れリハビリを開始。19日からのウエスタン・リーグのソフトバンク3連戦では患部にテーピングを巻いて5番DHで出場し、計9打数1安打1打点ながら、問題なくバットが振れることを確認した。

 「コロナ下の状況で、普通通り開幕できるのはありがたいことだと忘れずに1年間戦っていきたい」

 開幕1軍は2年連続4度目。12年目の今季も捕手の役割に加え、代打の切り札として期待は大きい。16年ぶり優勝へ、欠かせない男が帰ってきた。

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2021年3月24日のニュース