京都国際・小牧監督「耐えて粘って辛抱強くやり抜いてくれた」延長戦制し初出場初勝利

第93回選抜高校野球大会第5日第2試合 1回戦   京都国際5―4柴田 （ 2021年3月24日    甲子園 ）

＜柴田・京都国際＞延長10回1死二塁、京都国際・中川は右前に勝ち越し適時打を放ち、雄叫びを上げる。投手谷木（撮影・北條　貴史）
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　第93回選抜高校野球大会第5日は24日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦が行われた。春夏通じて初の甲子園出場校同士の対戦となった第2試合では、京都国際（京都）が延長10回の末に5―4で柴田（宮城）に勝利した。

　京都国際は、中盤まで走者を得点圏に進めるものの、あと一本が出なかったが、2点を追う7回1死満塁から武田侑大の走者一掃の中堅への適時三塁打で逆転。同点の10回1死二塁から中川勇斗の右前適時打で勝ち越し。さらに一、二塁としてエンドランを仕掛けて辻井心の右翼線適時二塁打で1点を追加した。投げては、背番号9の2年生左腕・森下瑠大、2年生のエース右腕・平野順大のリレーで4失点に抑えた。

　試合後、小牧憲継監督（37）は「何やってもうまいこといかなかったので思い切ってしかけようと思って、辻井に何でもできる選手なので、辻井だからこそエンドランのサインを出せた」と延長10回の攻撃を振り返り、「耐えて粘って辛抱強くやり抜いてくれた」とナインを称えた。。