マエケン、投手3冠ビーバーとの対決制した「自分の力出せた。この1勝はチームにとって大きい」

[ 2020年9月12日 16:55 ]

ア・リーグ   ツインズ3―1インディアンス ( 2020年9月11日    ミネアポリス )

インディアンス戦に先発したツインズ・前田(AP)
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 ツインズの前田健太投手(32)が11日(日本時間12日)、ミネアポリスで行われたインディアンス戦に先発し、7回を4安打無失点、7三振2四球で5勝目(1敗)を挙げた。試合は3―1だった。

 試合後の主な一問一答は以下の通り。

 インディアンズとは今季3度目の対決だった。
 「3回目なので配球の読み合いになる。読まれてうまく打たれたボールもあったけど、基本、相手を打ち取るプラン、今まで成功してきたものを続けながら、投げることができた」。

 ――新人の23歳捕手ジェファーズとのバッテリー。
 「しっかりコミュニケーション取って、バッティングは今日はホームランを打ったけど、ピッチャーとしてはフレーミングとか、ワンバウンドを止めてくれる技術とか、そういうところは安心して投げられるから、不安なく、投げることができた」。

 ――相手先発ビーバーとの投げ合い。
 「ツインズの打線は良いけど、なかなか点をとれない投手だし、防御率も1点台だから、自分が1点でも少なく投げることで、勝つ確率が上がるんじゃないかなと」。

 ――相手は左打者が多かった。
 「今までこっちに来てから、左打者への投球が課題だった。それが今年は克服と言うか、うまく抑えられていると思う。チェンジアップは左打者を抑えるために工夫して、改良したボールだから、今年、左打者をうまく抑えられているのがいい結果につながっているのかなと」。

 ――長いイニングを投げ続けている。
 「先発投手として長いイニングを投げることはすごく大切、チームのためにもなる。このチームに来てから、6回、7回までマウンドに上げてもらうことが多くなったので、監督やコーチの期待に応えたいという思いが強いかな」。

 ――7回無失点。二塁に走者を進めなかった。
 「雨も降っていたけど、集中力を保ちながら、走者を出してからもうまく抑えられたので、相手投手がすごく良い投手でしたし、しっかり自分の力を出せた。この1勝はチームにとっても大きんじゃないか、良い登板になりました」。

 ――5回には一塁線へのゴロを逆シングルでグラブトスし、アウトにした。
 「あれしかないと思っていた。あそこから持ち帰ると体の向き的にもうまく投げられない。距離も近かったですし、そんなに難しいプレーではないと、僕は思っています」。

 ――6回は5度目の一塁けん制球でリンドアをアウトにした。
 「日本ではけん制アウトはよくあった。こっちではリードの大きい選手はいなくて、アウトにするけん制はほとんどしていなかった。最初もアウトにする気はなくて、盗塁をしてきてファウルになって。次のけん制で相手が逆をつかれたような戻り方をしていたので、これはアウトにできるなと。思い切って速いけん制をしましたけど、あそこは無死一塁でしたし、けん制でアウトにできたのはすごく大きかった。試合を左右する場面だったので良かった」。

 ――7回は気合が入っていた。
 「前回も7回のマウンドに上って、ピンチを作って降板してしまった。同じ失敗は繰り返したくない。2点差なので、走者を還すと、ゲームがわからなくなってしまう。7回のゲッツーは思い通り、取りに行って、取れたので、あそこは大きかったと思う」。

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