広島・遠藤が緊急降板 初回先制3ラン被弾 立ち直りの兆し見えた中で迎えた5回、足元を気にする

[ 2020年9月12日 16:02 ]

セ・リーグ   広島―阪神 ( 2020年9月12日    甲子園 )

<神・広>力投する遠藤(撮影・大森 寛明)
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 今季3勝目を目指して阪神戦(甲子園)に先発登板した広島の高卒3年目右腕・遠藤淳志投手(21)が5回途中で緊急降板した。

 遠藤は序盤から制球に苦しみ、安打と死球などで2死一、二塁のピンチを招いた初回、5番・大山に外角直球をバックスクリーンへ叩き込まれる先制3ランを被弾。初回で25球、2回で46球、3回で62球、4回で71球と球数を多く重ねながらもその後は無失点に抑え、立ち直る兆しを見せていた。

 だが、0―3のまま迎えた5回に足元を気にし始め、2死一、三塁となったところで沢崎投手コーチがこの回2度目のマウンドへ。1度ベンチ裏に下がって手当てを受けた後、沢崎コーチとトレーナーに付き添われてマウンドに戻ったが、投球練習でも異変は明らかで、再びベンチに戻ってここで降板となった。

 遠藤の投球内容は4回2/3で打者22人に対して84球を投げ、5安打3失点。3三振を奪い、与えた四死球は4つだった。

 なお、2死一、三塁のピンチで遠藤を緊急リリーフした中田は初回に遠藤から先制3ランを打っている大山を右飛に仕留めて無失点でしのいでいる。

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