中日 ナゴヤDチームワースト19失点で歴史的大敗…今季初登板・勝野が6失点KO、三ツ間も炎上

[ 2020年7月11日 17:53 ]

セ・リーグ   中日4―19広島 ( 2020年7月11日    ナゴヤドーム )

<中・広>3回無死満塁、広島打線に連打を浴び、ぼう然の勝野(撮影・椎名 航)
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 スタンドに駆けつけたファンの力も、前夜のサヨナラ勝ちの勢いも生かせない。広島打線に23安打を浴び、ナゴヤドームのチームワースト失点を塗り替える19失点…。歓声が戻ったナゴヤドームにため息が充満した。

 今季初登板の先発・勝野が誤算だった。初回いきなり先頭のピレラに初球を左中間スタンドに運ばれた。一度失ったリズムは元に戻らない。続く1死二、三塁のピンチこそ切り抜けたものの、3回は先頭の鈴木から5連打を許してタオル投入。1軍特有の緊張感の中で投げる23歳をリードするのがA・マルティネスでは、やはり荷が重かった。

 2番手・三ツ間も火に油を注いで、この回に決定的な9点を奪われた。それでも、ウイルスの感染拡大を防ぐため、窮屈な観戦を強いられるファンを手ぶらで帰らせるわけにはいかない。反撃の先頭に立ったのが、来日初のクリーンアップ3番に入ったA・マルティネスだった。9点を追う3回1死一、三塁から中堅へ適時二塁打。得意の打撃では、存在感を示した。

 「1打席目に変化球を打った(左前打)ので、速い球がくるのではないか、と思っていた」

 打席で発揮された読みも、なかなかリードには直結しない。先発3試合目で、試練を味わった。

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