巨人 有観客「開幕戦」が雨天中止も…岸田感謝のヘッスラ「試合でも鼻息プンプンでいきたい」

[ 2020年7月11日 05:30 ]

<巨・ヤ>雨天中止となり、ウィーラーユニホームを着た岸田が走塁パフォーマンスでファンサービス(撮影・森沢裕)
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 傘を差す5000人の顔が晴れた。有観客「開幕戦」の10日ヤクルト戦が雨天中止決定直後、巨人1軍野手最年少23歳の岸田が全員の感謝の気持ちを背負い、土砂降りのグラウンドへ飛び出した。

 「今日からファンの方が入って。また試合でも鼻息プンプンでいきたい」。ウィーラーのユニホームを借りファンに手拍子を要求。打席でスイングのマネをしてからベースを一周し、最後は本塁に敷かれたシートに頭から突っ込んだ。その後もヤクルトの宮本とベースランニング対決も実施。大きな拍手を浴びた。

 7年ぶりのほっともっと神戸での主催試合。原監督は「朝起きて緊張感があった。(客席を)見渡すとかなり詰まっていた。非常に新鮮だった」と語った。4日間で3試合の中止は04年以来16年ぶり。今後の過密日程も考慮し、中止日を含めて18試合18通りのオーダーを組み、左脇腹違和感の坂本も代打待機の予定だった。指揮官は「チームとしてスクラムを組んで戦わないといけない。日程はもっと密になる。相当な覚悟でゴールにたどりつく」と先を見据えた。(神田 佑)

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