MLB「年俸日割り100％」「50戦短縮」強行!? 選手会と交渉決裂中

　大リーグ機構（MLB）が15日（日本時間16日）に電話によるオーナー会議を開き、今季開催について協議を行うと14日（同15日）、全国紙USAトゥデーが報じた。

　MLBは選手会の「89試合、年俸日割り100％」の年俸案に対し、14日に「72試合、年俸日割り70％」を提示も交渉決裂。選手会からは交渉打ち切りとともにMLB側で決めた日程を15日までに示すよう求められた。MLBは日割り100％の年俸での50試合前後の短縮日程を強行する可能性が高まっており、オーナー会議での決定が注目される。また、スポーツ専門局ESPNは短縮日程で開幕が決定した場合「選手会はMLBが可能な限り多くの試合開催を行う義務を果たしていない、MLB側は選手会が誠実な交渉を果たしていない、とお互いに調停を申し立てるだろう」と報じた。

　さらに、同紙は新型コロナウイルスに関しての健康、安全面での両者の合意がないため、約3週間とされる2次キャンプに選手がすぐに合流する必要はない、としている。