侍・稲葉監督 キャンプ視察でDeNA宮崎、ヤクルト村上に注目 課題の三塁手ピックアップ

[ 2020年2月4日 16:41 ]

<DeNAキャンプ第1クール4日目>日本代表・稲葉監督(右)と握手するラミレス監督(撮影・島崎忠彦)
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 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(47)は4日、宜野湾市のDeNAキャンプ、浦添市のヤクルトキャンプを視察した。両球団からともに三塁手の宮崎敏郎内野手(31)、村上宗隆内野手(20)の名前を注目選手として挙げた。

 「ラミレス監督とはこちらから“この選手はどうですか?”という話をさせていただいた。サードの宮崎選手だったりね」と稲葉監督。村上にも「今年はまたしっかりサードというポジションをやっていくと思う。より確実性を求めていくシーズン。また大きく期待したい」と打撃練習に熱い視線を注いだ。

 三塁手は長く、侍ジャパンの課題の一つとされてきた。「サードというポジションをどうしていこうかというところは、私の中で考えています」。前日には中日・高橋の名前を挙げたばかりだが、2日続けて候補選手の名前を並べた。

 プレミア12ではソフトバンク・松田が正三塁手を務めた。ムードメーカーとして代表チームを終始盛り上げ続けた貢献ぶりには深く感謝し、「マッチ(松田)は本当に呼んで良かった」と正直に打ち明ける。一方で7試合で打率・125、1打点と結果は残せず、決勝の舞台では本職ではない西武・外崎に三塁のスタメンを譲った。

 選手枠が24人と限られる東京五輪では、控え野手の人数が少なくなるため、先発野手はレギュラーを固定したい考え。「人数が限られる。しっかりとレギュラーを決めないといけない中で、選択は難しくなってくる」。ホットコーナーを最初から最後まで託せる存在を求めて、思案の時間はもうしばらく続きそうだ。

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2020年2月4日のニュース