ロッテ・鈴木「本当の4番」不在救う殊勲サヨナラ打で闘志「井上帰ってきても試合出る」

[ 2019年4月9日 22:40 ]

パ・リーグ   ロッテ5―4オリックス ( 2019年4月9日    ZOZOマリン )

<ロ・オ>勝利を喜ぶ鈴木(左)と角中(撮影・西海健太郎)
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 ロッテを逆転勝利に導いたヒーローの2人が“本当の4番”不在のチームを救った。9回無死一塁から起死回生の同点2ランを放った角中は「チェンジアップだけケアしてあとは真っ直ぐは上から全部叩こうと思ってました」と会心の一言。延長10回に自身3度目となるサヨナラ打を放った鈴木は「嬉しすぎてあんま覚えてないでうけど、気づいたら目の前に翔平(加藤)がいて、みんな来てくれたんでもう最高でした」と喜びを爆発させた。

 鈴木ともにお立ち台に呼ばれた角中は「奨吾(中村)が粘りながらヒットで出塁してくれたので何とか自分も繋いで、絶好調のレアードに回そうと思ってました」と無欲の一発だったとコメント。さらに「本当の4番がどっか行っちゃったんでしっかり戻ってくるまでは頑張ってカバーしときます」と軽く笑いを誘い、6日に選手登録を抹消された井上へエールを送った。

 井上は昨季4番に定着し打率・292、24本塁打99打点と活躍。今季も開幕から4番を務めるも打率・043、1打点と不振。井口監督は「抹消します。4番打者の抹消は痛いけど10日間で(調子を)取り戻してほしい」と明かしていた。

 続いてインタビューを受けた鈴木も「今できることを100%やろうと思って毎日やってるんで、本当の4番が帰ってきても試合に出られるように頑張ります」とコメント。

 鈴木はこの試合で井上が守っていた一塁手として出場。内野ならどこでもこなすユーティリティプレーヤーだが今季は打率・111と打撃不振だったがこの日は2回の先制適時二塁打に続き、延長10回のサヨナラ打と大活躍。“本当の4番”が戻ってきても簡単にポジションを渡さないと意気込んでいた。

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2019年4月9日のニュース