楽天緊急シフト!銀次 プロ入り14年目で初の捕手に 盗塁阻止も!

[ 2019年4月7日 16:56 ]

パ・リーグ   楽天5―5オリックス ( 2019年4月7日    京セラD )

<オ・楽>9回からマスクをかぶった銀次(撮影・井垣 忠夫)
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 まさかまさか!!楽天はプロ入り14年目の銀次内野手(31)が初めて捕手のポジションにつく「緊急シフト」を敷いた。

 3点を追う9回表、ベンチ入り2人目の捕手・足立祐一(29)に代打を送りオリックスの守護神・増井を攻略し、同点としたまではよかった。だが捕手がいなくなった。9回裏、マスクをかぶったのは銀次。マウンドには松井祐樹投手(23)が上がった。

 銀次は06年の入団時は捕手。10年に打撃力を生かすため内野にコンバートされた。とはいえ、最初はミットの感覚が合わず、楽天ベンチも苦笑い。しかし、プレーボールがかかれば好プレーの連続だ。

 先頭打者・後藤を136キロスライダーで空振り三振。鋭く落ちる球をしっかり収めた。

 それだけじゃない。2死から左前打で出塁した西浦が二盗を試みたが、山なりの返球がドンピシャリのタイミングでタッチアウト。「急造捕手」とは思えないプレーぶりで、スタンドを沸かせた。

 試合後、銀次は「ただ必死になってやった」と安堵の表情。平石監督から今季は緊急時には捕手で起用すると伝えられていたが「何も考えていない。集中した」と語り、平石監督も「本当によくやってくれた。勝ち以上の引き分け」と興奮気味に振り返った。

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