楽天・銀次が緊急捕手出場!過去には巨人・木村拓、西武・星秀、阪神・今成も

[ 2019年4月7日 17:44 ]

<オ・楽>9回からマスクをかぶった銀次(撮影・井垣 忠夫)
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 楽天はプロ入り14年目の銀次内野手(31)が初めて捕手のポジションにつく「緊急シフト」を敷いた。3点を追う9回表、ベンチ入り2人目の捕手・足立祐一(29)に代打を送りオリックスの守護神・増井を攻略し、同点としたまではよかった。だが捕手がいなくなった。9回裏、マスクをかぶったのは銀次。マウンドには松井裕樹投手(23)が上がった。

 銀次は06年の入団時は捕手。10年に打撃力を生かすため内野にコンバートされた。最初こそミットの感覚が合わず、楽天ベンチも苦笑い。しかし、盗塁阻止など「急造捕手」とは思えないプレーぶりで、スタンドを沸かせた。

 最近の内外野手による緊急捕手出場

 ★巨人・木村拓也 09年9月4日・ヤクルト戦(東京ドーム)で途中交代、負傷退場などで3人の捕手がいなくなり、延長12回から内野手登録の木村拓が10年ぶりにマスクをかぶった。木村拓は捕手として広島入団。捕手としての出場は広島時代の99年以来だった。

 ★西武・星秀和 12年5月10日の楽天戦(Kスタ宮城)8回、本塁クロスプレーをめぐって捕手の星孝が退場処分。外野手登録の8年目・星秀が急きょマスクをかぶった。星秀は捕手として入団し、1年目に2軍で24試合出場したが、2年目から野手に転向。1軍では未経験だった。

 ★阪神・今成亮太 16年4月17日の中日戦(ナゴヤドーム)で、阪神は9回に捕手・岡崎へ福留を代打に送り、同点として延長戦に持ち込んだ。ところがベンチの捕手登録者が0になり、延長10回から内野手登録に変更されていた今成が13年7月13日のDeNA戦(甲子園)以来、1009日ぶりにマスクをかぶった。

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