マー君、メンタル面で収穫 3回1/3を2失点、4者連続三振も「思うように制球できていない」

[ 2019年3月9日 12:05 ]

オープン戦   ヤンキース5―6タイガース ( 2019年3月8日    タンパ )

登板後に取材対応する田中
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 ヤンキースの田中将大投手(30)が8日(日本時間9日)、タイガースとのオープン戦に先発登板。3回1/3を投げ4安打2失点5奪三振1四球の内容だった。この日の開幕投手の発表はなかった。

 オープン戦2度目の先発となった田中は初回3者連続三振に切って取る上々の立ち上がりを見せた。2回も先頭の4番・ディクソンを三振に抑え、4者連続三振としたが、四球と右前打で1死一、二塁のピンチ。けん制で二塁走者を刺したが、7番・ベッカムに適時二塁打を浴び1点を失った。

 3回は1死から1番・キャメロンに右翼スタンドに運ばれるソロを被弾。その後も二塁にランナーを背負ったが、後続を空振り三振、左飛としてピンチを脱出。4回の先頭打者を三ゴロに打ち取ったところで降板した。勝敗はつかなかった。

 登板後は「前回登板と似たような感じ。ボールが思うように制球できていない部分がほとんど」と納得できない表情。その上で「今日良かったところはそういう中での気持ちの持ち方」と振り返り、「打たれたり、ランナーを背負っての投球のところで、自分のメンタルのコントロールだったり、次の一球に対しての気持ちの持っていき方で収穫はあった」と前を向いた。

 ヤンキースは、開幕投手最有力候補だったセベリーノが右肩炎症のため離脱。田中は15〜17年に3年連続で大役を務めた経験もあり、日本投手最多4度目の開幕投手へアピールした。

 ヤンキースは5―6で敗れた。

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