ソフトB千賀5回無失点 制球難も球威納得「いい登板だった」

[ 2019年3月9日 05:30 ]

教育リーグ   ソフトバンク3―1オリックス ( 2019年3月8日    オセアンBS )

教育リーグのオリックス戦で5回無失点の好投を見せた千賀
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 ソフトバンク・千賀滉大投手(26)が8日、教育リーグのオリックス戦に先発し、5回3安打3奪三振無失点の好投を見せた。4四死球と制球が乱れる場面もあったが、フォークや習得中のツーシームも多投するなど29日の開幕、西武戦(ヤフオクドーム)に向け上々の仕上がりを見せた。

 狙った通りの結果になった。5回2死一、二塁。千賀は宗を追い込むと、勝負球にはフォークを選択した。低めに沈む球に、バットは空を切った。三振が欲しい場面で取れたことは、開幕に向けた収穫となった。

 「フォークは前回よりも使った。(宗には)いい球がいった。それなりに放れるので、心配する必要はないかなと。真っすぐはボチボチ」

 前回登板した2日の阪神戦では自己最速を1キロ更新する158キロを計測したが、全37球を投げ、空振りが一度もなかった。中5日でのマウンドでは最速152キロの直球、カーブ、フォークで8度、空振りを奪った。今季最長となる5回81球を投げ「いい球と悪い球がハッキリしていたけど、いろいろと試せたのでいい登板だった。一歩進めたかなと思う」と納得の表情を見せた。

 キャンプから取り組むツーシームにも手応えをつかんだ。初回1死一塁から山足のバットを折って二ゴロに仕留め「ツーシームは難しいと思ったけど(持ち球から)消すのはもったいない。他の球種への影響が出ることを自分で把握できれば」と試行錯誤しながら今後も使っていく構えだ。高村投手コーチは「イニングと球数を投げられたのが大きい。真っすぐの精度を修正していければ」と評した。

 2年連続で開幕投手を務める右腕は、オープン戦の登板はあと2試合。「ピンチでスイッチを入れるとか、実戦に近い感じでいきたい」と、本番に向けた準備を進める。

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2019年3月9日のニュース