阪神・糸原“矢野3カ条”アレンジ “糸原流”でスケールアップ

[ 2018年11月10日 10:00 ]

阪神・糸原
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 阪神・糸原が、矢野監督の掲げる「超積極的」「諦めない」「誰かを喜ばせる」という3カ条をアレンジ。“糸原流”に個人目標を打ち立て、打者としてのスケールアップを期した。

 <1>超積極的に相手バッテリーをかき回す

 「根拠なくバンバン走るとかではなくて、得点差とか状況も考えて。相手のクセとかも見て根拠を持ってどんどんスタートしたい」

 最初に口にしたのは、今季6個に止まった盗塁数の増加。こだわるのは、暴走と紙一重の積極性ではなく、投手のクセを見破り、試合状況も見極めた上での根拠ある企図を増やすこと。「バッテリーに意識させたい」と理想像を思い描いた。

 <2>諦めずに試合終盤での殊勲打

 「今年は出塁率はしっかりと残せたので、そこをキープして得点圏も上げていくことが目標になりますね」

 今季の出塁率は規定打席到達者でチーム2位の・390をマークした一方で、得点圏打率は・243と低調。来季こそ、特に試合終盤の勝敗を左右する場面で快音を響かせることをイメージした。

 <3>誰かを喜ばせるのは、聖地のお立ち台

 「今年は甲子園で1回だったので。あれだけのファンの方が見に来てくれて、喜ばせたい思いはずっと持っているので。来年はもっと甲子園で打って、お立ち台にたくさん立てたら良いと思う」

 タテジマに袖を通している以上、本拠地・甲子園でやるべきことは分かっている。今季は232打数58安打の打率・250、1本塁打、10打点だった甲子園での打撃成績を向上させ、大歓声をその背に受ける。

 「このキャンプでも、課題に取り組んで、来年、1つでも成長を見せたい」。指揮官の打ち出した3つの方針に、結果で応えたい。背番号33の真価が問われる1年となる。 (遠藤 礼)

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2018年11月10日のニュース