MLB選抜指揮官、柳田に脱帽「I like him 危険なタイプの選手」

[ 2018年11月10日 22:25 ]

日米野球第2戦   侍ジャパン12―6MLB選抜 ( 2018年11月10日    東京D )

<MLB選抜・侍ジャパン>4回無死 死球を受けたモリーナ(中央)を心配する松井コーチ(左)とマッティングリー監督(撮影・三島 英忠)
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 日米野球は10日、東京ドームで第2戦が行われ、17安打を放った侍ジャパンが12―6でMLB選抜を下した。前夜の初戦に続いて2連敗となったMLB選抜のマッティングリー監督は、3回には2試合連発となる2ランを放つなど4打数4安打4打点と大暴れした柳田(ソフトバンク)について「素晴らしい選手」と絶賛した。

 ―序盤に失点が続いたが、試合を振り返ると?

 マッティングリー監督「今日の試合は序盤で決まってしまったかなという感じでした。こちらは得点のチャンスをつくることができず、そこで勢いを失ってしまった。あまりボールを投げていなかったラミレスだったが、そこをうまく突かれたかなと思います」

 ―日本と数試合戦っての印象は?

 ピラー「非常に勝負強い投手ばかりだと思う。向かってくる投手で、決してパターンにはまることのない投手たち。そしてどのカウントでも様々な球種を自信を持って投げてくる。米国で対戦している投手とは違うなという印象です。米国の投手はもう少し傾向が出てくる。私は40日間野球をしていなかったが、これから少しずつでも慣れていければ」

 ―柳田への印象は?

 マッティングリー監督「I like him。素晴らしい選手、非常にいいスイングをする。昨日のホームランはセンターで、今日は左中間。しっかりと自分のスイングでセンター方向へ打ち返そうとしているのだろう。こちらの立場から見れば危険なタイプの選手。どのバッターであってもどこかしらに穴があると思っているので、そういったところをうまく見つけて、そこを突く攻め方をしないといけないかなと思います」

 ―今回の経験、今後の巻き返しへの気持ちは?

 ピラー「全て素晴らしい体験をさせてもらっています。ファーストクラスの最高のサービスを感じている。けれど我々はアスリートであり競技者。自分たちのやるべきことをやらないと本当に楽しめない。この2試合が今回のシリーズを物語るとは思わないし、そうはしたくない。少しでも序盤に反撃できていればまた流れは変わったと思います。しっかりと戦う、全力を尽くすということは我々が唯一知っている方法なので、それを貫きたいと思います」

 ―6回に柳田のポテンヒットがあったが、彼のフルスイングは守っていても守りにくいか?

 ピラー「間違いなくそうですね。彼のように遠くに飛ばす力がある選手の場合はこちらもアジャストしていかないといけない。後ろで大きな音がするので、音に反応するのは難しいのですが、彼のスイングを見て反応しないといけなければいけないが、簡単ではない。やはり敵地で戦うということでハンデは少しあるが、よりよいプレーをしていきたい」

 ―上沢のフォークにはどんな印象を持ったか?

 ピラー「自分の打席では彼は投げてこなくて、こちらが有利なカウントだったので彼は直球を投げてきた。米国では同じ地区に田中がいるので、彼のスプリットは見慣れていると思っているが。自分は打席が見ることがなかったので上沢のフォークは皆さんの方が知っているのでは。あるいは、ベンチで見ていた選手たちは非常にいいフォークだと言っていました」

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