広島・松山が残留表明 新井さんから助言「絶対に残った方がいい」

[ 2018年11月10日 05:30 ]

FA権を行使せずに残留を表明した松山
Photo By スポニチ

 広島・松山竜平外野手(33)はマツダスタジアムで9日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留することを表明した。「他の球団では考えられないくらい一体感のあるチーム。このチームが好き。ここで日本一を取りたいという気持ちが強い」と、球団への愛着が残留の一因となった。

 決断の裏には、今季引退した新井の存在があった。新井と石原には何度も相談し、「ここの球団はすごくいいところだから絶対に残った方がいい、家族のためにもここにいるのが一番いい」との助言を受けたという。新井自身も07年オフにFAで阪神に移籍したのちに古巣に戻った経緯があり「真剣に話をしてくれて後押ししてくれた」と感謝した。

 今季は自身初となる規定打席に到達し、打率・302、12本塁打、74打点とリーグ3連覇に大きく貢献した。球団からは「絶対に必要な戦力だし、キャラクターも含めて、いなくなったらチームがどうなるか分からない」と慰留されたことを明かし、鈴木清明球団本部長は「左で長打を打てる打者は少なく貴重な存在」と安どした。

 単年契約で年俸は3500万円増の推定1億円にあがる見込み。これからも強打の“アンパンチ”が赤ヘル打線を支える。(河合 洋介)

続きを表示

2018年11月10日のニュース