DeNAドラ4・勝又 球団史上初!叙々苑で仮契約「活躍して来られるように」

[ 2018年11月10日 06:00 ]

焼き肉店での仮契約を終えポーズを取る勝又(撮影・ 久冨木 修)
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 「人生初」の叙々苑でプロ野球選手になった。DeNAからドラフト4位で指名された勝又温史投手(18=日大鶴ケ丘)が9日、入団交渉に臨み、契約金4000万円、年俸600万円で仮契約を結んだ。契約の場は、なんと高級焼き肉店として有名な「叙々苑」の新宿中央東口店。焼き肉店で仮契約を結んだ球団史上初の選手となった。

 制服姿でハープの生演奏が流れる空間に初めて足を踏み入れた。最速152キロ&高校通算30本塁打の「二刀流」で注目を集めた金の卵は「テーブルが金色でビックリした。18歳なのでこんな高い店に連れてきてもらった経験がないので…」と緊張しきりだ。ホテルなどで入団交渉を終えた後に食事するのが一般的な流れ。ただ、今回は簡略化のため食事会場での仮契約となり、焼き肉が好物という勝又の希望を球団がかなえた。叙々苑によると、系列店でプロ野球の入団交渉が行われたのは初めてという。

 高校3年から肉を好んで食べるようになり、体重と球速が大幅にアップした。自宅でも家族で焼き肉を楽しむことが多いそうで、好きな部位はカルビとタンだという。「(学校の友達に)“おいしかったよ”って言います」と無邪気に笑った。

 背番号は28に決まり、球団は投手一本で育成していく方針だ。「野球人生の本番が始まる。活躍してこういう店に来られるような選手になりたい」。18歳は霜降り和牛に舌鼓を打ちながら、叙々苑に再来店することを誓った。 (重光 晋太郎)

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2018年11月10日のニュース