ソフトB上林 誠也と背番号51対決に燃える オフ内川自主トレにそろって参加

[ 2018年10月23日 05:30 ]

福岡空港に到着しファンの声援を受ける上林(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・上林が、「背番号51対決」に闘志を燃やした。広島の4番・鈴木とはオフに先輩・内川の自主トレにそろって参加しており、1歳年上でいわゆる「兄弟子」だ。

 「やっとですよ。楽しみですね」。昨季はともにリーグ優勝したものの、広島がCSファイナルSでDeNAに敗れ、鈴木も右足首を骨折していた。大舞台での直接対決が2年越しで実現する。

 西武とのCSファイナルSではCS最多タイの10打点を挙げ、3三塁打はCS新記録。6長打もプレーオフ、CSの新記録となった。ただ、本人は「記録はいつかなくなるので」と冷静で、余韻に浸ることもない。昨季のDeNAとの日本シリーズでは1打席だけ。ファイナルSからの打撃不振の影響で出場機会がなかった。「去年のイメージは何もない」と振り返ることはなく、悔しさを晴らす舞台に目を向けている。

 リードオフマンへの期待も大きい。工藤監督は、敵地マツダスタジアムで開幕するシリーズのポイントに「初回の得点」を挙げた。「初回の攻撃で点を取れば、一気にこっちが優勢になる。立ち上がりが一番大事」。西武とのファイナルSでも1、4、5戦目に初回に得点を挙げ、いずれも勝利につなげた。上林も第5戦では初回の先頭で二塁打を放ち、先制のホームを踏んだ。

 過去2度(15、17年)のシリーズでいずれも日本一を達成している工藤監督は「出るからには勝たないと意味がない」と言った。広島の背番号51よりも、ソフトバンクの51が光り輝けば、おのずと日本一連覇は近づく。

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