巨人 来季2軍監督は篠塚氏有力候補 就任なら指導者3度目古巣復帰

[ 2018年10月8日 05:30 ]

原氏(右)の下でコーチを務めた経験のある篠塚氏
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 巨人は7日、川相昌弘2軍監督(54)と田代富雄2軍打撃コーチ(64)が今季限りで退団すると発表した。8日から宮崎で始まるフェニックス・リーグでは、高田誠2軍バッテリーコーチ(54)が監督代行として指揮を執る。

 川相2軍監督は11、12年と2軍で指揮を執り、13年から原監督の下で1軍ヘッドコーチを3年間務めた。3軍監督を経て、今季から2軍監督に復帰。6日には阪神とのファーム選手権に敗れ、2年ぶり9度目のファーム日本一を逃した。試合後には「(来季に向けて選手は)全てにおいてレベルアップができるように頑張ってほしい」と話していた。

 巨人は今季限りで辞任する高橋監督に続き、2軍の指揮官も交代。原辰徳前監督(60)に就任要請している中、本格的な後任選びは新監督決定後に行われるが、現状ではOBの篠塚和典氏(61)が筆頭候補に挙がっているもようだ。

 篠塚氏は現役時代に2度の首位打者に輝き、現役引退後は打撃部門などで2度のコーチを務めた。打撃理論には定評があり、原前監督が2度目の指揮を執った06年には篠塚氏も復帰した。2軍監督に就任すれば指導者として10年以来3度目の古巣復帰となる。

 ◆篠塚 和典(しのづか・かずのり)1957年(昭32)7月16日生まれ、千葉県出身の61歳。銚子商では2年夏の甲子園で4番打者として優勝。76年ドラフト1位で巨人入りし、19年間の現役生活でリーグ優勝8回、日本一を3回経験。首位打者を2回、ベストナインを5回、ゴールデングラブ賞を4回獲得した。94年限りで現役を引退後は巨人でコーチを務めたほか、09年WBCで打撃コーチとして日本の連覇に貢献した。

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2018年10月8日のニュース