笘篠兄 3年ぶり楽天復帰へ 1軍外野守備走塁コーチに、オリ小谷野&ベイ後藤の入閣検討

[ 2018年10月8日 05:30 ]

08年、中日コーチ時代の笘篠氏
Photo By スポニチ

 楽天が来季の1軍外野守備走塁コーチとして、元西武の笘篠誠治氏(54)の招へいを検討していることが7日、分かった。笘篠氏は2015年に外野守備走塁コーチを務めており、入閣すれば3年ぶりの復帰となる。

 97年の引退後、西武、中日など5球団で20年間、コーチを務めるなど豊富な経験を持つ。来季から監督を務める平石監督代行とは、大久保監督時代の15年にともに1軍コーチとして指導したこともあり、旧知の間柄。戦略上の意思疎通もスムーズに運ぶとみられる。

 さらに、いずれも打撃コーチとして、今季限りでの現役引退を表明しているオリックス・小谷野栄一内野手(37)と、DeNA・後藤武敏内野手(38)の入閣を検討していることも判明した。通算1260安打を誇る小谷野は、日本ハム時代の10年に打点王を獲得するなど、勝負強い打撃に定評がある。2人とも平石監督代行と同じ1980年生まれの「松坂世代」で、指揮官の良き相談相手にもなりそうだ。

 また、球団はOBで現在、球団のアカデミーコーチを務める鉄平氏(35)が2軍外野守備走塁コーチに就任すると発表。3年ぶりの最下位からの巻き返しに向け、組閣を着々と進める。

 ◆笘篠 誠治(とましの・せいじ)1964年(昭39)6月22日生まれ、大阪府出身の54歳。上宮から82年ドラフト2位で西武に入団。97年まで15年間プレーし、通算884試合に出場し、打率・256、18本塁打、121打点。98年からは西武、中日、ソフトバンク、楽天、ヤクルトでコーチを歴任した。1メートル80、74キロ。

続きを表示

2018年10月8日のニュース