DeNA G後藤と加賀が今季限りで引退

[ 2018年9月10日 16:50 ]

 DeNAは10日、G後藤武敏内野手(38)と加賀繁投手(33)が今季限りで引退すると発表した。

 後藤は横浜高校時代に同期の松坂(現中日)らと甲子園春夏連覇を達成。法政大から2003年に西武入りし、12年にDeNAへ移籍したが、今季は1軍出場がなかった。加賀は埼玉平成高、上武大、住友金属鹿島を経て10年に横浜入りして以来ひと筋にプレーした。後藤は通算617試合に出場して打率・255、52本塁打、184打点。加賀は通算278試合に登板し、12勝22敗1セーブ、防御率4・03だった。

 両選手はそれぞれ球団を通じて以下の通りコメントを発表している。

 ▽後藤 2002年にライオンズに入団し、2012年からベイスターズの一員となりましたが、16年間たくさんのご声援をいただき、本当にありがとうございました。チームがクライマックスシリーズを目指して必死に戦っている状況で、個人的なことをファンのみなさんに報告することになってしまい、申し訳ありません。体が思うように反応しなくなり、自分の納得いくバッティングができなくなったことが引退を決めた一番の理由です。まだできるという気持ちや、悔しさがないということはやりきったということだと思います。代打で出場した時、横浜スタジアムに響く鳥肌が立つような大歓声は、今も心に残っています。間違いなくDeNAベイスターズの応援は、12球団NO・1です。今まで本当にありがとうございました。

 ▽加賀 現役生活は嬉しかった思い出、楽しかった思い出よりも、怪我をしてリハビリに取り組み苦しんだ事のほうが記憶に残っています。トレーナーさんをはじめ、多くの方に支えてもらい、ここまでプレーすることができました。ファンの皆さまには、時には厳しいお言葉をいただきましたが、温かい声援を送ってもらったことで、自分の持っている力以上のものを試合で出すことができました。9年間ありがとうございました。周りの方々に恵まれた幸せな野球人生を送らせてもらい、本当に感謝しています。チームは今、クライマックスシリーズ進出に向け必死に戦っています。必ずやクライマックスシリーズに進出し、今年こそ日本一になると信じています。ベイスターズにはこれからの若い選手たちがたくさんいますので、引き続き、変わらぬ声援を届けてください!

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2018年9月10日のニュース